ドリンクサーバーは、企業の福利厚生として人気の設備のひとつです。しかし、従業員から設置の要望が出ているものの、どのようなメリットがあるのかがわからず、導入に踏み切れない企業もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、オフィスにドリンクサーバーを設置するメリットや導入方法、導入にあたっての注意点などについて解説します。
オフィスにドリンクサーバーを設置するメリット
福利厚生の一環としてオフィスにドリンクサーバーを設置することには、さまざまなメリットがあります。特に大きなメリットが下記の3つです。
- 従業員満足度の向上が期待できる
- 社内のコミュニケーションの促進につながる
- 来客時にも便利
これらのメリットについて詳しく解説します。
従業員満足度の向上が期待できる
オフィスにドリンクサーバーを設置することは、従業員満足度の向上に役立つことが期待できます。
オフィスに無料ドリンクがあれば手軽にいろいろな飲み物が楽しめて、仕事の合間の気分転換にもなります。さらに外に飲み物を買いに行く必要もなくなり時間の節約にもなるため、従業員がオフィスで快適に過ごせるようになるのです。
社内のコミュニケーションの促進につながる
ドリンクサーバーを設置するとさまざまな部署の従業員が集まってくるので、普段関わることがない部署の従業員と接する機会が生まれます。
また、飲み物を飲みながらだとリラックスしやすいため、従業員同士が気軽にコミュニケーションを取れるようになります。部署を超えた交流が促進されると、社内の風通しも良くなるでしょう。
さらに、普段とは異なる人々との会話から新たなアイデアが生まれたり、部署同士の連携が強化されたりすることで、課題解決がスムーズになり、生産性向上も期待できます。
来客時にも便利
コロナ禍以降、来客時にペットボトルや紙コップで飲み物を提供する企業が増えましたが、現在も湯呑みやコーヒーカップで提供している企業もいるでしょう。
湯呑みやコーヒーカップでの提供は丁寧さを感じられますが、来客のたびにお茶やコーヒーを淹れると、従業員の負担が大きくなります。
また、他の業務を担当している従業員が、仕事を中断してお茶やコーヒーを淹れている状況もあるため、人によっては不満が蓄積する可能性があります。
このようなときに、ドリンクサーバーがあれば手間をかけることなく素早く飲み物を提供できるので非常に便利です。
ドリンクサーバー導入時の注意点
何かと便利なドリンクサーバーですが、導入するにあたっていくつか注意したいことがあります。
コストを確認する
オフィスにドリンクサーバーを導入すると、月額費用や維持費などが発生します。
ドリンクサーバーは従業員に無料で提供する場合は、利用が増えるほど、企業の負担も増加します。そのため、導入前に全体のコストを精査し、長期的な支出を見積もることが重要です。
有料でドリンクを提供する場合は、あらかじめ適切な徴収方法を検討しておきましょう。
その他、機材・サービスに関する月額費用や維持費などが発生する場合があります。
設置場所を確保する
ドリンクサーバーを導入する際には、設置場所と電源の確保が必要です。本体だけでなく、ドリンクのストックやマドラー、紙コップなどの備品も置くスペースが必要なため、ある程度の広さが求められます。
また、単に広い場所を確保するだけでなく、従業員やドリンクの補充に来る業者の動線も考慮する必要があります。
ドリンクサーバーの設置位置は、慎重に選びましょう。遠すぎると利用しづらく、近すぎると稼働音が気になり、業務に集中しにくくなる可能性があります。
さらに、ドリンクサーバー周辺のスペースに余裕がないと、業者が補充作業をしにくいなどの問題も起こるため、スムーズに運用できるレイアウトを考えましょう。
設置方式を確認する
ドリンクサーバーには「水道直結型」と「タンク式」の2種類の設置方式があります。水道直結型とは、水道とドリンクサーバーを直接つなぐ設置方式です。
水道から大量に水を取り込めるため、給水の手間がかからないというメリットがあります。しかし、水道の近くにしか設置できず、設置にあたって配管工事も行わなくてはなりません。
タンク式とは、ドリンクサーバーに備えつけられたタンクに水を入れて使用する方法です。水道から離れていても設置可能で、配管工事も不要です。しかし、毎日タンクの水を交換・補充する必要があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、どちらが自社の使い方に合っているかを考えましょう。
手入れの負担を考える
ドリンクサーバーは毎日手入れをしないと、不衛生になったり故障したりする場合があります。また、毎日の手入れや、ドリンク・備品補充する必要があるため、担当者を決めなくてはなりません。
その際、本来の業務以外の作業が増える点も考慮して、運用方法をしっかり定める必要があります。「気づいた人がする」「一人の従業員に任せる」といった曖昧な方法では、特定の従業員に負担がかかり、不満が高まるおそれがあるのです。
このような事態を避けるためにも、業務の一環として担当者を決める、当番制にするなど、具体的な運用方法を明確に定めておきましょう。
オフィスにドリンクサーバーを設置する方法
オフィスにドリンクサーバーを設置する方法として、下記があります。
- レンタル
- リース *FVジャパンでは一部の機材のみ
- 買取り *FVジャパンでは機材の販売は実施しておりません
設置方法によって料金体系やサービス内容などが異なるため、それぞれの特徴を把握した上で、自社に合う設置方法を考えてみましょう。
レンタル
レンタルとは月額料金を支払ってドリンクサーバーを借りる方法です。初期費用を抑えられるため、手軽に導入できます。
ただし、ドリンクは別途購入が必要です。多くの場合、レンタル会社からドリンク購入が条件付けられているので、ドリンクを自由に探して購入することは難しいでしょう。
また、試用期間に関わらず月額料金が発生し続けるため、長期間使用する場合は、ランニングコストが高くなる可能性があります。
リース
レンタルと混同されやすいリースですが、両者には違いがあります。月々の定額でドリンクサーバーを借りる点は同じですが、リースの場合は契約期間が決まっているのです。
また、期間満了後は再リースするか返却するかを選べます。再リースした場合は、それまでよりも安い費用でドリンクサーバーを借りられるのが一般的です。
初期費用も抑えられるため、ドリンクサーバーを長期利用する場合、リースはレンタルよりも経済的といえます。ただし、契約期間内の解約時には、違約金として残金を請求される点には注意が必要です。
FVジャパンでは、一部の機材のみリースによる設置をご案内しております。
買取り
長期的な使用を予定している場合、ドリンクサーバー本体を一括購入する選択肢もあります。
本体購入には相応の初期費用がかかりますが、ドリンクを自由に選べるため、ランニングコストを抑えやすくなるでしょう。
ただし、レンタルやリースの場合は故障時の修理なども業者が対応しますが、購入した場合はすべて自社で行う必要があります。
FVジャパンでは、機材の販売(買取りによる設置)はおこなっておりません。
まとめ
ドリンクサーバーを設置すると社内環境が向上したり、従業員同士のコミュニケーションが活性化したりするため、従業員満足度の向上に役立ちます。来客時の飲み物の提供も容易になるので、福利厚生の一環として導入してみてはいかがでしょうか。