自動販売機の導入は、従業員に喜ばれやすい福利厚生のひとつです。飲み物を買いに行く時間が省けるようになるだけでなく、災害時の備蓄として活用できるメリットもあります。しかし、安易に導入を決めると想定外の問題が起こる可能性があるため、あらかじめ自動販売機を設置するデメリットを把握して対策することが重要です。
今回は、オフィスに自動販売機を置くことで生じるデメリットと解消法について解説します。
オフィスに自販機を設置するデメリット

オフィスに自動販売機を設置するデメリットとして、下記の3つがあげられます。
・設置場所が必要になる
・オフィスの景観を損ねることもある
・空容器が出る
自動販売機の導入を決めてから後悔することがないように、上記のデメリットの詳細を把握した上で自動販売機を設置するかどうかを考えましょう。
設置場所が必要になる
自動販売機を設置するには、自動販売機本体とリサイクルボックスの設置スペース、扉の開閉スペースなどを確保する必要があります。
自動販売機の種類などで大きさが異なるものの、おおよそ幅100cm×奥行70cm程度+リサイクルボックスのスペースが必要です。自動販売機の種類によっては幅140cm×奥行86cmのスペースが必要になる場合もあります。
また、自動販売機に飲み物を補充する際は扉を開かなくてはならないため、扉の開閉に差し支えがない場所でないと設置できません。さらに、十分なスペースがある場所でも、電源設備がなければ設置できないため、設置場所を選定する際は慎重に検討する必要があります。
オフィスの景観を損ねることもある
自動販売機は離れた場所からでも目立つほどカラフルなデザインのものが多く、オフィスの景観を損ねることがあります。
特に洗練されたインテリアや景観にこだわっているオフィスでは、自動販売機のデザインが空間の雰囲気に調和せず、違和感を生じさせる場合があります。
デザインのほかにも、自動販売機そのものの大きさが景観を損ねることも考えられます。自動販売機の大きさから、視覚的に圧迫感を受けかねないためです。
空容器が出る
自動販売機の設置に伴い、空き缶やペットボトル、紙パックなどの空容器が多く発生します。飲み物だけでなく、食品自動販売機も設置している場合は、食べかすによって周辺が汚れやすくなります。
自動販売機の業者が空容器を回収してくれるケースが多いものの、回収サービスが含まれていない場合は、社内で対応しなくてはなりません。
また、回収サービスを利用可能な場合でも、自動販売機の利用者が多く、大量の空容器が発生してしまう状況では回収が追いつかないこともあります。
リサイクルボックスから廃棄物が溢れたり、周辺に飲料がこぼれて汚れたりした場合、従業員がその都度回収や掃除をする必要があるため、業務上において負担がかかります。
デメリットを解消する方法

自動販売機を設置することには、設置場所が必要になる、景観を損ねる場合があるなどのデメリットがあります。しかし、このようなデメリットは下記のような方法によって解消を見込めます。
・ラッピング可能な自動販売機を選ぶ
・空容器回収サービスの適切な利用
ここでは、上記の2つの方法について解説します。自動販売機設置のデメリットへの懸念から、導入をためらっている方は参考にしてみてください。
ラッピング可能な自動販売機を選ぶ
オフィスのインテリアや景観にこだわっている企業の場合、自動販売機のデザインがオフィスの雰囲気と調和しないため、導入をためらっているケースもあるでしょう。このような場合は、ラッピング可能な自動販売機を選ぶのがおすすめです。
ラッピングとは、自動販売機の表面にラッピングフィルムを貼付し、好みのデザインに変更することです。施工業者のなかには、オリジナルデザインのラッピングに対応しているところもあります。素材には耐久性の高い特殊フィルムが使用されるため、長期間にわたって美しい状態を維持できます。
木目調やシックなカラーのラッピングを施せば、オフィスの景観との調和を保つことができます。
また、企業カラーや企業ロゴ、自社のキャラクターを用いたラッピングに変更することも可能です。そのような自動販売機を来客が多い場所に設置すれば、自社の広告や看板としても活用できます。ブランディングの観点からも、統一されたデザインは企業イメージの向上に貢献します。
空容器回収の適切な利用
自動販売機の設置後、空容器の処理や周辺の清掃に悩まされる企業も少なくありません。
空容器回収サービスが付帯しているか確認しましょう。
設置時には自販機業者と回収のタイミングをすり合わせしましょう。
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さらにQRコード決済(※)にも利用できるため、「わざわざ現金を用意するのが面倒」という従業員のニーズにも対応可能です。
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まとめ
オフィスに自動販売機を設置すると、空容器の回収や清掃が必要になり、従業員に負担がかかる場合があります。また、オフィスのインテリアや景観にこだわりがある場合は、自動販売機のデザインが馴染まず、オフィスの統一感が損なわれることも考えられます。
しかし、これらのデメリットは自動販売機にラッピングを施したり、空容器の回収や清掃などのアフターサービスがある業者を利用したりすることで解消できるでしょう。
また、自動販売機を設置する土地だけ貸し出し、自動販売機の管理や空容器の回収、清掃などは業者に任せるフルオペレーションを選ぶ手もあります。自社の状況に合った業者や設置方法を考えてみましょう。