従業員の福利厚生に取り組むなら、自動販売機の設置がおすすめです。自動販売機は手軽に好きなドリンクを購入できるので、従業員も使いやすく、多くの従業員がメリットを享受できます。自動販売機を導入するにはどのような手順を踏めば良いのでしょうか。今回は自動販売機を導入するメリットやデメリット、手順やポイントについて紹介します。
福利厚生として自動販売機が選ばれる理由

福利厚生の一環として自動販売機が選ばれる背景には、次のような理由があります。
第一に、多くの従業員が飲食に関わる福利厚生を高く評価している点が大きな理由です。朝から夜まで働く従業員は、勤務中に飲み物や軽食を摂ることが一般的です。飲食に関する福利厚生は、従業員が直接的なメリットを実感でき、多くの従業員が恩恵を受けられます。
また、自動販売機は比較的低コストで導入できます。社員食堂などの飲食スペースの確保には多額の費用が必要ですが、自動販売機は設置スペースが小さく、導入時間や費用を抑えることが可能です。
福利厚生として自動販売機を導入するメリット・デメリット

福利厚生として自動販売機を導入すると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
自動販売機を導入するメリット
自動販売機を導入するメリットとして、以下の5点があげられます。
・福利厚生として手軽に導入できる
自動販売機の導入には設置費用がかからないため、手軽に導入できます。従業員の要望を反映したラインナップを揃えることで、従業員の満足度向上にもつながります。
・24時間いつでも利用できる
社員食堂などは利用時間に制限がありますが、自動販売機は電源が供給されていれば常時利用できます。予期せぬ残業時でも利用できる点が強みです。
・社内コミュニケーションを活性化できる
休憩時に自動販売機で飲み物を買う従業員が集まると、自然とコミュニケーションが生まれます。
・業務効率化につながる
社内に自動販売機を置くことで、社外への買い出しが不要となります。その時間をリフレッシュや業務遂行に充てることができ、業務効率の向上につながります。
自動販売機を導入するデメリット
自動販売機を導入するデメリットとして、以下の3点があげられます。
・電気代や水道代などのランニングコストがかかる
自動販売機は、電気代や水道代(カップ自動販売機の商品のみ)がかかります。月々のランニングコストを賄えるほどの利用者が確保できない場合は、大きな負担となるでしょう。
・空容器などの回収が必要になる
利用者が増えると空容器の問題が発生します。リサイクルボックスの管理や掃除が必要になります。
・自動販売機を置くスペースの確保が必要になる
会社の構造やオフィスのレイアウトによっては、自動販売機を置くことが難しいこともあります。導入の際は、自動販売機を置く場所や周辺の動線なども考慮しながらスペースを確保しましょう。
オフィスに自動販売機を設置するデメリットについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
福利厚生として導入できる自動販売機の種類
自動販売機には、いくつかの種類があります。ここでは、福利厚生として導入できる自動販売機の種類と特徴を紹介します。
種類 | 特徴 |
缶・ペット自動販売機 | ・一般的に広く見られる缶とペットボトルが並んでいるタイプの自動販売機 ・ホットやアイスなど季節や好みに応じてラインナップを変えることが可能 ・あるメーカーの商品に限られたものと、複数のメーカーの商品が混載しているものがある ・補充や金銭管理はメーカーが行うことが多いので企業側の手間はほとんどない ・キャッシュレス対応などの機能をつけることもできるので、企業の実情に合った利用方法が可能 |
カップ自動販売機 | ・紙コップに入った飲み物が提供される ・淹れ立てのコーヒーや紅茶を楽しめる ・来客時にも使いやすい |
紙パック自販機 | ・紙パックの商品が販売されている自動販売機 ・野菜ジュースや乳飲料など、通常の自動販売機にない商品を買うことができる |
このように、自動販売機にはさまざまな種類があります。メーカーによって取り扱いが異なるため、従業員の希望なども聞きながら導入する自動販売機を決めると良いでしょう。
オフィスに導入できる自動販売機の種類について、さらに詳しく知りたい場合は下記の記事をご参照ください。
「オフィスに設置できる自動販売機の種類は?メリットやデメリット、確認事項も紹介」
福利厚生として自動販売機を導入する手順とポイント

福利厚生の一環で自動販売機を導入するには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。ここでは、自動販売機を導入する手順とポイントを紹介します。
自動販売機の導入手順
自動販売機の導入手順は、業者の選定、見積もりの依頼、業者による調査、見積もりの確認と契約、設置の段階を踏みます。それぞれについて詳しく見てみましょう。
・業者の選定
導入したい飲料メーカーが決まっている場合は、そのメーカーのグループ会社を選ぶのが一般的です。飲料メーカーなら、商品の補充から売上の管理、メンテナンスまで一貫して行ってくれるので企業側の手間はかかりません。
メーカーが決まっていない場合は、複数のメーカーの商品を扱う業者を選ぶのもおすすめです。
・見積もりの依頼
業者を決めたら、見積もりを依頼しましょう。インターネット上で依頼できるシステムを持っているところもあります。複数社に見積もり依頼をするのが原則です。
・業者による調査
見積もり依頼をすると、業者からサイズや自動販売機の種類、キャッシュレス対応の有無などの現地調査があります。その際に企業側の希望を伝えておくことも大切です。
・見積もりの確認と契約
企業側が出した条件を基に、業者が企画書や見積もりを作成します。その内容を確認し、問題なければ契約に進みましょう。販売手数料など、金銭的な部分は漏れのないように確認することが大切です。
・設置する
契約が終わるといよいよ設置に移ります。搬入経路や時間帯も忘れずに確認しておきましょう。
自動販売機を導入する際の確認ポイント
自動販売機を導入する際には、いくつか気を付けるべきポイントがあります。
ひとつは自社のニーズに合ったものを導入することです。導入しても従業員のニーズを満たさないものであった場合、福利厚生とはいえません。それだけでなく、売上で電気代などが賄えないと、コストパフォーマンスも悪くなってしまいます。
次に、自動販売機の設置価格の確認が必要です。業者によって設置が有料になるところもあるので、事前に漏れなく確認しておきましょう。
また、設置後のアフターサービスの確認も必要です。空容器の回収の有無や販売状況の共有方法、メンテナンスの頻度など、あとから困らないように確認しておきましょう。
さらに、自動販売機を設置するためには、最低条件の確認も必要です。最低条件の売上本数が見込めないと設置できないおそれがあるので、業者に応じて最低条件を確認しましょう。
設置するスペースや設備の確認も必要です。スペースの確認以外にも、電源が取れるかどうか、カップ式の自動販売機の場合は水道設備があるかどうかの確認もしなければなりません。
ほかにも、販売価格の設定も重要です。高すぎると従業員が使いづらく、安すぎると設置する企業側の負担が大きくなります。長く自動販売機を置いて飲み物を提供し続けるためにも、適切な価格設定が必要です。
まとめ
自動販売機は、手軽に導入できる福利厚生の取り組みとして人気があります。自動販売機の導入にはさまざまなメリットがあります。一方でデメリットがあるものの、事前に対処法を考えておくことで解消できます。
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